一晩かけて水分が抜かれることで甘みがギュッと凝縮された果物に、苦みやアクが全くない爽やかな味わいのベース。
ただ味を重ねるのではなく、雑味を取り除きつつ、素材そのものが持つ風味をいかす丁寧な下ごしらえが重ねられてローイゲーオが作られていることが分かりました。一見シンプルなデザートに見えるローイゲーオ。
そのおいしさにはタイのお母さんの果物に対する知恵と、家族においしいと喜んでもらいたい想いがたっぷりとつまっているのを感じました。
ローイゲーオの作り方を教わった後、 お昼ご飯にターお母さんの料理をごちそうになりました。
「誰もが健康な生活ができてこそ国は繁栄するし、健康な人には愛が宿るのよ。
そのためには食事をちゃんととることが大切だと思うの」とターお母さん。
おいしいご飯は豊かな心身の素であることを、改めてタイのお母さんから教わりました。