イタリア南部、地中海に面したアマルフィ海岸。レモン街道とも呼ばれるこの海岸線は、切り立った断崖とエメラルドの海が複雑に入り組み、その美しさは世界一と言われます。アマルフィは、イタリア最初の海洋都市。10世紀に都市国家が建設され、その歴史はヴェネチアやジェノバよりも古く、地中海を航行する際、羅針盤を使ったのもアマルフィが最初でした。
レモンの栽培をはじめたのは1950年代。温暖な気候に恵まれたこの土地の険しい地形を利用し、だんだん畑を作り、レモンの栽培をはじめたのだそうです。町に一歩入ると、そこにはレモンがあふれていました。
お菓子に、ケーキに、お店の看板に。町にはレモンがあふれ、アマルフィの人たちがレモンと共に生きていることを知りました。
中でも私たちが驚いたのは、たくさんの料理・菓子・酒などに、レモン果汁だけでなく、ピール(皮)が使われているということ。
「レモンはピールがおいしいんだ!」ということに、私たちは気づいたのです。
<レモンを使った料理・お菓子など>