キューバ共和国(通称キューバ)は、ラテンアメリカにある共和制国家。言語はスペイン語で、日本の本州の半分ほどの面積をもつ島国です。
鮮やかな青い空の下にはクラシックカーが走り、道の先には光あふれる海がひろがります。
ホテルに着くと、ラテンな音楽が聞こえてきました。街を歩けば、「オラ!」と声をかけあう陽気な人たちの笑顔。
地元民に人気のビーチに行くと、砂浜が見えないほど人があふれ、人気のある有名アイスクリーム屋さんには大行列ができていました。
気温は35℃でしたが、海からの風がカラッとしていて、思ったより過ごしやすかったです。ただ陽射しがとても強くて、初日から顔が真っ赤になりました。
日本とは全く違う社会システム、配給制度というものに出会いました。食べ物や薬、電気製品など、生活に最低限必要なものが、国から支給されるのだそうです。街のあちこちで、配給品を受け渡しする「配給所」を見かけました。
用事が終わっても、おばあちゃんたちがおしゃべりしていて、寄り合い所的役割も果たしているように見えました。
キューバには世界に誇れるものが多くあることを知りました。たとえば、教育費は無料。識字率は世界でも高い水準です。医療費も無料で、医師たちが普段から地域住民一人ひとりの健康状態を把握し、病気を治すのではなく病気にならない医療をめざしているそうです。有機農業も盛んで、世界から見学者が訪れるほどだそう。スポーツも世界トップレベルなのは、有名かもしれません。
日本とくらべれば物も娯楽施設も多いとはいえないキューバ。人々は音楽とダンスを愛し、治安もいい。豊かさって、何だろう?と考えさせられました。