紙パックで紅茶・お茶を出荷するまで
キリンビバレッジの工場では、紅茶・お茶、ジュースなどの中味や、ペットボトル、缶、紙パックなどの容器でも工場でつくられる順番が違(ちが)ってきます。ここでは紙パックで「紅茶・お茶」を出荷するまでを紹介(しょうかい)します。
【中味をつくる】
ニーダー
お茶を作ります。
ニーダーという機械では、紅茶の葉っぱとお湯を入れて紅茶をつくっているんだ。
【中味をつくる】
遠心分離機(えんしんぶんりき)
お茶のカスを取り除(のぞ)きます。
ここでは細かい紅茶の葉っぱを取り除くために、紅茶を遠心分離機(えんしんぶんりき)にかけているんだよ。物が回る時、外に向けて働く力を利用して、中味を分ける機械なんだ。
【中味をつくる】
調合(ちょうごう)タンク
原料と材料を混ぜ合わせます。
これは調合(ちょうごう)タンクといって、紅茶と他の原料を混ぜているんだ。
【容器につめる】
フィラー
容器を成形しながら中味をつめます。
ここではこのフィラーという機械で、紙パックの容器を作る作業と、中味をつめる作業を一度にやっちゃうんだ。
パックを1つずつの大きさに切って紙パックの形に整えるんだ。
ロール紙は一度、上の方に巻(ま)き上げられて、パックの内側になる方を殺菌します。 次に、紙の両端(りょうたん)をくっつけることで筒(つつ)の形にして、それから飲みものを中に入れます。
【製品にする】
印字機
賞味期限を印字します。
ここでは製品にすごいスピードで賞味期限を印字しているんだ。
【製品にする】
スローアプリケーター
ストローをつけます。
ここではスローアプリケーターという機械で紙パックにストローを付けてるんだ。
【製品にする】
ケーサー
製品を箱につめます。
ケーサーという機械を使って、製品を箱につめたら、紙パックは箱ごとフィルムで包んで、熱でフィルムを縮(ちぢ)めたら出来上がり。
【製品にする】
ウェイトチェッカー
箱の重さを計ります。
ここではこのウェイトチェッカーで重さを量って、決められた本数がケースに入っているか検査するんだ。
【製品にする】
ロボットパレタイザー
箱を積み上げます
ここでは、ロボットパレタイザーという機械でケースを積み上げているんだ。崩(くず)れにくいように、わざと向き交互(こうご)にしているんだよ。
【製品にする】
品質管理室
人が製品検査をします。
これまでの検査のほかに、人の手でも何度も検査がされるんだよ。
製品を機械や薬で確かめる成分検査や飲んでみて味やにおいを確かめる官能検査(かんのうけんさ)などをしているんだよ。
【出荷する】
製品を箱につめます。
箱詰(はこづ)めされた製品(せいひん)は、おいしいままに全国に送れるように温度の低い冷蔵倉庫(れいぞうそうこ)に置いておくんだよ。
ここからトラックで全国のみなさんの所に製品が届けられるんだよ。