兵庫県/ノエビアスタジアム神戸 2022.06.10
日本代表
4
2
2
ガーナ代表
1
1
0
前 半
後 半
兵庫県/ノエビアスタジアム神戸 2022.06.10
日本代表
4
2
2
ガーナ代表
1
1
0
前 半
後 半
4ゴールでガーナに快勝!決勝へコマを進める
右サイドでの連携から山根が先制弾!
SAMURAI BLUE(日本代表)の強化を後押ししてきた歴史ある大会が、6年ぶりに開催された。日本、チリ代表、チュニジア代表、ガーナ代表が参加して『キリンカップサッカー2022』が開催され、その第1節が6月10日に行なわれたのだ。
兵庫県/ノエビアスタジアム神戸を舞台とする第1節は、チリ対チュニジア、日本対ガーナの組み合わせとなる。15時15分キックオフの第1試合は、チュニジアがチリを2対0で下した。
日本は18時55分キックオフの第2戦で、ガーナと対峙した。森保一監督は、これまで同様に4-3-3のシステムを組んだ。
GKには川島永嗣(RCストラスブール/フランス)が指名された。3月の公式戦以来の出場だ。
最終ラインには右から山根視来(川崎フロンターレ)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、谷口彰悟(川崎フロンターレ)、伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)の4人が並ぶ。主将の腕章を巻く吉田は、3試合連続のスタメンだ。
中盤は遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)がアンカーを務め、久保建英(RCDマジョルカ/スペイン)が右インサイドハーフに、柴崎岳(CDレガネス/スペイン)が左インサイドハーフに入る。遠藤も吉田と同じく3試合連続の先発だ。久保は6月4日に誕生日を迎え、21歳になってから初めての国際Aマッチ出場となる。
前線は右から堂安律(PSVアイントホーフェン/オランダ)、上田綺世(鹿島アントラーズ)、三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)の3人だ。上田は6月2日のパラグアイ戦、6日のブラジル戦に出場していないため、6月の連戦で初めての出場となる。
チケットは完売となり、25100人観衆が詰めかけた。日本のパフォーマンスに熱い視線が注がれ、選手たちは試合の入りからガーナを圧倒していく。高い位置からプレッシャーをしかけ、いい守備からいい攻撃を繰り出す。
10分、堂安がドリブルで持ち込み、左足を振り抜いた。14分には柴崎がヘディングで狙う。観衆の拍手を力に変えて、選手たちは相手ゴールへ迫っていく。
スコアが動いたのは29分だった。山根が右サイドの高い位置で久保にボールを預けると、久保から堂安へパスがつながり、DFラインの背後へパスが通る。右サイドのそのスペースへ走り込んできたのは山根だ。左足のワンタッチシュートが、ゴール左へ突き刺さった。
43分にミスから同点とされるが、すぐにまたリードする。前半終了間際の45+1分、吉田、谷口、伊藤とボールを動かしながら左サイドへ展開し、三笘がゴール前へクロスを入れる。上田と堂安が飛び込み、その動きに相手GKが翻弄されると、ボールはそのままゴールネットに吸い込まれた。日本は2対1でハーフタイムを迎える。
久保と前田が代表初ゴールをゲット!
後半開始とともに、森保監督が選手を入れ替える。吉田に代わって板倉滉(シャルケ04/ドイツ)が出場する。右CBのポジションで、板倉は守備を引き締めていく。
6月2日の『キリンチャレンジカップ2022』から、中3日での3試合目となる。選手のコンディションや試合展開を見定めながら、森保はその後も交代カードを切っていった。
前半だけで10本のシュートを記録した日本は、後半も意欲的にゴールを目ざす。54分、久保のパスカットからショートカウンターを繰り出し、三笘がペナルティエリア内左からコントロールした右足シュートで狙う。63分には上田が強引にフィニッシュへ持ち込んだ。
69分、選手交代が行なわれる。堂安に代わって伊東純也(KRCヘンク/ベルギー)、遠藤に代わって田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)が送り出される。堂安は右サイドから積極的な仕掛けを見せ、遠藤は中盤で何度もボールを回収した。
選手は入れ替わったが、ポジションやシステムに変更はない。伊東は右サイドからの突破を担い、田中は中盤でゲームをコントロールする。
観衆の拍手がひと際大きくなったのは73分だ。谷口のパスを受けた三笘が左サイドをえぐり、ゴール前へクロスを入れる。走り込んできた久保が、左足で蹴り込んだ。久保は国際Aマッチ出場17試合目で初ゴールだ。
勝利を引き寄せながらも、森保監督は選手交代に積極的だ。80分、三笘と上田がピッチを後にする。代わって出場するのは南野拓実(リバプールFC/イングランド)と前田大然(セルティック/スコットランド)だ。
直後の82分だった。伊東が右サイドを突破し、ライナー性のクロスを供給する。猛スピードでゴール前へ侵入した前田が、左足でプッシュした。前田は出場7試合目での代表初ゴールとなった。
85分、この試合最後の選手交代が行なわれる。山根がベンチに下がり、中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)が投入される。これに伴い、システムが変更された。
板倉、谷口、伊藤が3バックを構成し、伊東が右、中山が左のウイングバックにポジションを取る。中盤では柴崎と田中が中央に並ぶ。最前線は右から久保、前田、南野だ。森保監督は3-4-3でのプレーをチェックした。
後半終了間際に直接FKを連続して与えるが、GK川島を中心とする守備陣は慌てることなく対応する。4対1のまま勝利した日本は、14日の決勝へコマを進めた。
森保監督は連戦を考慮して、試合ごとに先発を大きく入れ替えている。そのなかで、ガーナを圧倒した。試合後の指揮官は、「誰が出ても勝つこと、誰と組んでもチームとして機能するという意識を選手たちが高く持ってプレーしてくれたことが、この結果につながりました」と、選手たちのパフォーマンスを讃えた。
試合データ
■6月10日 ノエビアスタジアム神戸
日本代表[4-1]ガーナ代表
<代表監督> 森保 一
<出場選手>
■6月10日/ノエビアスタジアム神戸
日本代表 (2) 4 | <山根 視来 三笘 薫 久保 建英 前田 大然> | |
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ガーナ代表 (1) 1 | <ジョーダン・ピエール・アユー> | |
日本 | ||
GK | 川島 | |
DF | 吉田(板倉) 谷口 山根(中山) 伊藤 | |
MF/FW | 柴崎 遠藤(田中) 三笘(南野) 堂安(伊東) 上田(前田) 久保 | |
ガーナ | ||
GK | ローレンス・アティ・ジギ | |
DF | アリドゥ・セイドゥ ダニエル・アマーテイ ムバラク・ワカソ アンドリュー・キエレイアドム(ダニエル・アフリエ・バルニエ) デニス・ヌクルマコルサ(アブドゥル・ファタウ・アイザーク) | |
MF | アンドレ・モーガン・ラミ・アユー エドムンド・アッド クドゥス・モハンメド(フェリックス・オヘネ・アフェナジャン) クリストファー・アントウィアジェイ | |
FW | ジョーダン・ピエール・アユー(ベンジャミン・テッテ) |
*月日/場所
国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)
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