キリンビバレッジサッカー2000
3月15日 日本代表×中国代表
「キリンビバレッジサッカー2000・日本代表対中国代表」のゲームが神戸ユニバーシアード記念陸上競技場で行われ、日本が終始試合を支配しながらスコアレスドローに終わった。
98年3月のダイナスティカップ以来の中国戦には、4万人近い大観衆が集まった。中国はワールドカップで4度、チームを決勝トーナメントに導いた世界の名将、ボラ・ミルティノビッチ監督が就任したばかり。これに対する日本代表のトルシエ監督は、ペルージャからローマへ移籍した中田英寿、ベネチアの名波浩、2000年1月にスペイン・バリャドリードへ移籍した城彰二の海外3人組を招集。稲本潤一、小野伸二ら五輪世代も加わり、ベストの布陣でのぞんだ。
前半3分の城のシュートを皮切りに、次々と相手ゴールに攻めこんだ。自陣に引いて守りを固める中国に対し、前半20分には中田から中山雅史へスルーパス。22分には再び中田が名波へ40mのロングパスをピンポイントで合わせたがゴールには至らなかった。
後半に入っても同じような展開が続く。小野を下げ、中村俊輔を投入した日本はさらに多くのチャンスを作り、16分には中山のヘディングシュートが決まったかに思われたが、オフサイドの判定。24分には名波からのクロスを望月重良がダイビングヘッドで合わせたが、今度はGKに止められた。
どうしても点が取れず、スコアレスドローとなったが、松田直樹中心のフラット3が機能し、中田、名波、中村の華麗な中盤が数多くの決定機を作るなど、内容的には納得できる試合だった。あとは得点力だけだが、トルシエ監督は「ゴールは機会を積めば自然に生まれてくる」と前向きに話した。
■3月15日 神戸総合運動公園ユニバーシアード記念競技場
日本代表 [0ー0] 中国代表
1) MF 名波浩 2) DF 松田直樹 3) DF 森岡隆三 4) DF 中田浩二 5) GK 楢崎正剛 6) FW 中山雅史 7) MF 小野伸二 8) MF 望月重良 9) FW 城彰二 10) MF 中田英寿 11) MF 稲本潤一 |
-
1) MF 名波浩
2) DF 松田直樹
3) DF 森岡隆三
4) DF 中田浩二
5) GK 楢崎正剛
6) FW 中山雅史
7) MF 小野伸二
8) MF 望月重良
9) FW 城彰二
10) MF 中田英寿
11) MF 稲本潤一
<代表監督> フィリップ・トルシエ
<出場選手>
■3月15日/神戸総合運動公園ユニバーシアード記念競技場
日本代表 (0) 0 | ||
---|---|---|
中国代表 (0) 0 | ||
日本 | ||
GK | 楢崎 | |
DF | 森岡 松田 中田(中村) | |
MF | 望月 稲本 名波 中田 小野(服部) | |
FW | 中山 城(三浦) | |
中国 | ||
GK | 江津 | |
DF | 謝峰(陳剛) 張恩華 范志穀 呉承瑛 | |
MF | 姚夏(祁宏) 李鐵 馬明宇(申思) 孫建軍(李明) | |
FW | 曲聖卿 宿茂臻(胡雲峰) |
*月日/場所
国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)
過去の試合レポートを見る | 過去の試合レポート |
---|