紅茶の茶葉は世界各地で生産されていますが、
その半分以上を占めているのが、インド産とスリランカ産の茶葉。
産地の気候でも味わいに個性が現れる紅茶は、茶葉の名称に産地名がそのまま使われているんです。
「午後の紅茶」も商品に合わせて茶葉を選んでブレンドしています。
ディンブラ
スリランカの産地。季節風が吹く1~2月はバラを思わせる香りと強い渋みの最高品質の茶葉が生まれます。
ヌワラエリア
スリランカで最も標高の高い産地。一日の温度差が大きく特有の渋みを持つ茶葉が生まれます。フラワリー、フルーティーな香り。
キャンディ
スリランカでは標高の低い産地。渋みを生むタンニンが少なく、ふわりと柔らかく軽い味わいでアイスティーにもおすすめ。
ダージリン
インド高地の険しい斜面で栽培されます。マスカットのような香り、爽快な渋みとコクがあり、紅茶のシャンパンと呼ばれます。
ウバ
スリランカの産地。高い標高と夏の季節風によりフルーティな香り、力強い渋みの茶葉が生まれます。ミルクティーにも合います。
アッサム
インドの世界最大紅茶生産地。インドのチャイにもよく使われる茶葉。たっぷりの雨が強い渋みと深いコクを育みます。
「アールグレイ」は
産地の名前じゃないよ!
意外と知られていませんが、「アールグレイ」は紅茶にベルガモットの香りをつけたフレーバードティーのひとつ。もともとは中国茶、主にキーマン紅茶にシチリア島産の柑橘類「ベルガモット」のオイルを染み込ませて着香したものを指します。ダージリンやディンブラ、ウバ茶葉を使った“アールグレイ”もあるのです。
「午後の紅茶」は、商品によって茶葉の種類や配合を変えています。
おいしい紅茶に仕上げるため、ぴったりな茶葉をセレクトしているので、
ぜひ飲み比べてみてください。
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キャンディ
※20%使用
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ディンブラ
※20%使用
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ヌワラエリア
※15%使用
※果汁0.1%
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ダージリン
※20%使用
※無果汁
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ダージリン
※20%使用
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ダージリン
+ウバ※各10%使用
標高差があるので、エリアごとにいろいろな種類の茶葉を栽培することができます。直射日光や山岳地帯の爽やかな季節風のおかげで、紅茶ならではの渋みと花のような香りが生まれ、高品質な紅茶葉をつくる産地として有名になりました。
実は日本に輸入される紅茶葉の約50%がスリランカ産。そのうち約24%のスリランカ産の茶葉が
「午後の紅茶」に使われています。
※2018年キリンビバレッジ調べ
スリランカは小さな島国ながら、標高差のおかげで地域によっていろいろな茶葉が栽培できます。バラを思わせる香りや強い渋みを持つ「ディンブラ」や、渋みのもととなるタンニンが少なくアイスティーに向いている「キャンディ」など、特長もそれぞれ異なります。定番フレーバーから季節限定品まで、いろいろな紅茶を提案する「午後の紅茶」にとって、つくりたい味・香りに合った茶葉を選べるという点で、スリランカの茶葉はぴったりでした。
バラを思わせる香りや強い渋みを持つ「ディンブラ」や、渋みのもととなるタンニンが少なくアイスティーに向いている「キャンディ」など、特長もそれぞれ異なります。定番フレーバーから季節限定品まで、いろいろな紅茶を提案する「午後の紅茶」にとって、つくりたい味・香りに合った茶葉を選べるという点で、スリランカの茶葉はぴったりでした。
「午後の紅茶」はブランドが誕生した1986年からずっと、スリランカ産の
茶葉を使っています。つまり、「午後の紅茶」のおいしさには
スリランカの紅茶茶葉がなくてはならない存在です。
大切なパートナーであるスリランカの紅茶農園のみなさんと、
おいしい紅茶をつくり続けるためにキリンが行っている取り組みがあります。
2007年よりスリランカの小学校に「キリンライブラリー」を設置し、本の寄贈をはじめました。スリランカでも、茶葉の名産地がある地方の学校は学級文庫や充実した図書室が無いというのが現状。茶園で働く方々のお子さんが通う小学校に良質な本の寄贈を続けることで、子供たちの学力向上や将来の夢を描くお手伝いを続けています。
キリンライブラリーの設置校数
- 第1期 2007年~2011年 12校
- 第2期 2012年~2016年 109校
- 第3期 2017年~2022年 100校
紅茶農園が自然や人権を守りながら、ずっとおいしい茶葉を生産できるように。2013年より農園がレインフォレスト・アライアンス認証を取得するためのトレーニング費用を支援しています。これにより紅茶農園が、生態系や働く人々の権利、環境も守りながら、より持続的な茶葉づくりをするお手伝いができます。
キリングループの支援で認証取得した農園数
- 2013年〜2021年まで:94の大農園、120の小農園
- 2025年までの目標数:10,000の小農園で認証取得支援
「レインフォレスト・アライアンス認証」とは、自然と作り手を守りながら、
より持続可能な農法に取り組むと認められた農園に対してあたえられる認証のこと。
3つの暮らしを大切にしながら、これからもずっと続けられる方法で農業ができているかを厳しくチェックし、その条件を満たしている農園にのみ与えられます。認証農園がつくった原料を使っている商品には、このカエルのマークがつけられます。
カエルが生息する場所は、環境としてすこやかである(すこやかな環境にはカエルが生息する)と言われています。カエルは環境の変化にとても敏感な生き物。そんなカエルがすこやかに生きることができる=人と自然にとってのよい環境の象徴としてこのマークが生まれました。
「キリンライブラリー」や「紅茶農園の認証取得の支援」をなどを通して、
午後の紅茶とスリランカはともに歩み続けてきました。
2021年には、スリランカ産のレインフォレスト・アライアンス認証茶葉を90%以上使用した商品が誕生。紅茶葉の華やかな香りと心地良い渋みを楽しめる、「午後の紅茶」のスリランカ紅茶農園支援を象徴する特別な午後の紅茶です。
キリンはこれからもスリランカの紅茶農園の支援を続けていきます。そして、大きな農園だけでなく、小規模農園も支援することで、「誰一人置き去りにしない」という未来を実現したいと願っています。
スリランカのみなさんも含め、「午後の紅茶」に関わるすべての人々へ紅茶を通じた幸せをお届けできるよう活動しています。