キリングループ温故知新 2024年8月編
キリングループは100年を超える歴史の中で、さまざまな環境変化を乗り越え、成長してきました。「キリングループ温故知新」では、これまで発売した商品の誕生や、取り組みについてご紹介します。
昔から今につながるものづくりへの想いと共に、これまで培ってきた知見、研究、技術を活かし、「よろこびがつなぐ世界」の実現に向けて、新たな商品やサービスを提供していきます。
1979年8月15日 麒麟麦酒、「キリンメッツ・グレープフルーツ」(250ml缶入り)、京浜地区で販売
1979年8月15日は、麒麟麦酒が「キリンメッツ・グレープフルーツ(現:キリン メッツ グレープフルーツ)」を発売した日。 当初は東京・横浜地区限定で、キリンレモン・サービス株式会社(現・キリンビバレッジ株式会社)の販売ルートを使い、主に自動販売機で販売されました。メッツの発売当時は清涼飲料事業の開発や営業も麒麟麦酒が担っており、キリンレモン・サービスは自動販売機による販売サービスの専門会社として誕生した会社でした。
「キリンメッツ・グレープフルーツ」は、果汁入り炭酸飲料の伸びに注目して開発された、果汁10%未満入りの炭酸飲料です。地区限定商品として誕生したメッツは、翌々年の1981年より、「キリンメッツ・グレープ(販売終了)」を加えて全国で販売されました。
メッツ(Mets)という商品名の由来は、Metropolitansの略で、「都会っ子」のような意味、と当時のリリースでは説明されています。商品名の通り、ターゲットを行動派の若者に置き、グレープフルーツの上品な風味に炭酸ガスが調和した味に仕上げ、ネーミング、デザインともども、若々しくスポーティーで都会的であることが意識されました。
写真:発売開始時の商品写真