キリングループ温故知新 2023年7月編

キリングループは100年を超える歴史の中で、さまざまな環境変化を乗り越え、成長してきました。「キリングループ温故知新」では、これまで発売した商品の誕生や、取り組みについてご紹介します。

昔から今につながるものづくりへの想いと共に、これまで培ってきた知見、研究、技術を活かし、「よろこびがつなぐ世界」の実現に向けて、新たな商品やサービスを提供していきます。

1885年7月8日 ジャパン・ブルワリーの第1回重役会開催

1885年7月8日は、ジャパン・ブルワリー・カンパニーが第1回重役会を開催した日。キリンビールの前身であるジャパン・ブルワリー・カンパニーは、横浜山手の在留外国人たちによって、ウィリアム・コープランドが開設したスプリングバレー・ブルワリーの跡地に設立されました。7月8日の重役会では、社名は「ザ・ジャパン・ブルワリー・カンパニー」とすること、資本金は5万香港ドル(500株)とすること、醸造技師は資格あるドイツ人とすること、などが議決されました。同社の設立に携わった在留外国人たちの多くはイギリス人でしたが、日本人の好みにはドイツ風が合うのではないかという考えのもと、ドイツ風のラガータイプが選択されました。そしてこの第1回重役会から22年後、ジャパン・ブルワリー・カンパニーの経営を継承した麒麟麦酒株式会社が創業した1907年の同日7月8日に、麒麟麦酒は東京株式取引所への上場を果たしました。

写真:ジャパン・ブルワリー重役会議事録 仮設立趣意書のページ

1957年7月 テレビ広告開始

1957年7月、キリンビールはテレビ広告を開始しました。「キリンレモン」「キリンジュース」など、清涼飲料のCMが中心で、ラジオ東京テレビ(現・TBS)の午後6時45分からの「キリンの天気予報」という番組での放送でした。キリンレモンのCMでは、『キリン・キリン』の歌に乗せて、人型のキリンレモンびんが、晴れの日にはゴルフに出かけ、雨の日には傘をさし、曇りの日にはゴルフに出かけるか傘をさすか迷う映像が流れました。

写真:右・1958年リニューアルデザイン時の「キリンレモン」、左・1954年販売時の「キリンジュース」

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2001年7月11日 「キリンチューハイ 氷結果汁」発売

2001年7月11日は、「キリンチューハイ 氷結果汁」が発売された日。

缶チューハイ市場への参入は後発ながら、チューハイを変えるチューハイというコンセプトを打ち出し、発売後約10日で100万ケース突破の大ヒットを記録しました。
発売当時、チューハイをはじめとした低アルコール飲料は、居酒屋を中心に人気を伸ばしていました。一方で、「味にクセがあって飲みにくい」「人工的だ」「買うのを人に見られるのが恥ずかしい」「中高年向けイメージ」などの不満の声も聞かれました。従来のイメージを払拭するべく開発された氷結が目指したのは、「果実のみずみずしいおいしさが活きた、爽快に楽しめるまったく新しいアルコール飲料」。デザインも、「出張帰りの女性が新幹線の中で飲みたくなるようなチューハイ」として、ダイヤカット缶を採用した、現代的で爽やかなデザインが考案されました。

  • 発売当時の商品名は、「キリンチューハイ 氷結果汁」。2002年4月より、「キリンチューハイ 氷結」へと変更されました。

写真:発売時の「キリンチューハイ 氷結果汁 フレッシュレモン」350ml缶、「キリンチューハイ 氷結果汁 フレッシュグレープフルーツ」350ml缶

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