なるほど豆知識
キリンの商品を安全に・おいしくお楽しみいただき、お客様の暮らしに役立つ豆知識をお届けします。
飲みものの開封前後の保管方法
開封する前は、どうやって保管したらよいのですか?
強い光・高温に要注意
直接日光の当たるところや、高温になる車の中に置いたままにすると、味や香り、液体の色が変わってしまう場合があります。
また、炭酸入り飲料は中に入っているガスが膨張して容器が破裂することもあるのでとても危険です。
ペットボトル容器に強いにおいが移ることも
ペットボトル容器は、においが強いところで保管されると、そのにおいがボトルやキャップに吸収され、中味ににおいが移ってしまうことがあります。においの例は、押し入れや防虫剤、タバコ、フルーツなど多岐にわたります。特に中味が水の場合、もともと無味無臭なので、容器が吸着したにおいをより感じやすくなります。
開封した後は、どうやって保管したらよいのですか?
容器に直接口を付けて飲んだ場合
容器に直接口を付けて飲むと、お口の中の細菌や口内に残っていた食べ物が内容液に混入してしまいます。時間の経過に伴い細菌は増えていきますので、その日のうちにお召しあがりください。
コップに移して飲んだ場合
直接口を付けていない場合でも、一度開封された商品は空気中の目に見えない微生物が容器内に入り、時間が経つと共にカビが生えたり醗酵したりするため、風味が落ちるだけでなく品質にも影響を与えることがあります。開栓後に室温で保管した場合には、急速に品質が変化します。冷蔵庫に保管していただいても、少しずつ品質が変化します。一度にお飲みいただけない場合は、コップなどに移してお飲みいただき、残りは冷蔵庫保管のうえ、下記を目安にお飲み切りください。
- リキャップできるソフトドリンクの場合
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商品の特性にもよりますが、2~3日を目安にできるだけ早くお召しあがりください。飲み切れない場合は、小さなサイズの容器をお選びいただくこともご検討ください。
- ワインの場合
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1週間程度を目安にお召しあがりください。
空容器の再利用
飲み終わった容器。キャップも付いていて便利だから、洗って水筒代わりに使ってもいいですか?
ペットボトルなどの容器にはキャップがあって持ち運びに便利ですが、使い切り容器として設計しているため、再利用には不向きです。
容器の飲み口部分は小さく、容器の内側には微細な溝や突起があります。このため、洗ったとしても、容器の内側の突起や溝の隅々までブラシやスポンジが届きにくく、洗浄が十分にできません。よく洗ったと思っても、容器の内側に残ったほんのわずかな飲みものの成分が、目に見えないほど小さい雑菌にとっては“ごちそう”になり、繁殖してしまいます。特にペットボトルは凹凸の多い複雑な形状にデザインされていますので、洗い残しによる雑菌の繁殖リスクがさらに高まります。
衛生的に飲みものをお召しあがりいただくために、どうか空き容器を水筒代わりにお使いになるのはおやめください。
飲み頃温度の注意点
温めるときの注意点ってありますか?
ペットボトルや缶商品を温めるときは、耐熱容器に移し替えてから
ご家庭で温めてお召しあがりいただく場合は、別の容器に移してから温めてください。ペットボトルや缶・紙容器入りの商品をそのまま直火、湯煎または電子レンジで温めると、容器が破裂したり、キャップが飛び出したりする可能性があり大変危険です。おやめください。
温めすぎると突沸しヤケドの危険があります
静かに温められた液体が沸点以上に達しても沸騰しない状態を過熱状態といいます。そこに何かしらの刺激等が加わり液体の中に空気が発生すると、突然激しい沸騰が起きる現象を突沸といいます。温めすぎによる突沸にもご注意ください。
冷やすときの注意点ってありますか?
内容液が膨張して容器が変形・破裂する可能性も
容器のまま凍らせると、中味が膨張して容器が変形したり破損したりすることがあります。そうなってしまうと、密閉性が損なわれ中味の劣化につながったり、損傷した容器から中身が漏れて持ち物を濡らしたりする恐れがあります。通常の容器を冷凍するのはおやめください。
冷蔵庫保管でも凍ってしまうことがあります
冷蔵庫で保管していても、冷気が強く当たる場所で保管すると、中味が凍ってしまうことがあります。吹き出し口の近くなど冷気が直接当たる場所や、冷蔵室よりも低温となるチルド室での保管は避けてください。
凍らせたい、すぐに冷やしたい時のご提案
容器ごと冷凍したい場合には、冷凍対応している容器のご利用をおすすめします(この次の項目でご紹介しています)。
急いで冷やしたい場合には、氷水に漬けて容器に傷がつかないように転がしながら冷やすなどの方法をご検討ください。
冷凍してもOKの容器を使った商品
目印はこのマーク!
この容器は、冷凍しても中味の膨張を吸収できるように容器の形状や構造が工夫されており、冷たくしても冷凍してもおいしく楽しむことができます。ただし、容器を横向きにしたり、逆さまにしたりするなど、キャップ部分に液体がかかった状態で凍らせると密閉性が損なわれる恐れがあるため、キャップ部分を上にして凍らせてください。
缶はとってもデリケート
ちょっと落としただけなのに・・・。缶が変形してしまいました
アルミ缶は環境に配慮し薄く、軽く作られています(缶胴は約0.1mm=コピー用紙1〜2枚や髪の毛程度です)。
触るとかたく、少しくらいぶつけても丈夫に見える缶ですが、衝撃を与えず、かたいものと一緒の袋に入れないようにするのが、理想的な運び方。実は、思った以上に缶はデリケートな容器なのです。
例えば、自転車のかごに入れて少しカタカタ揺れた時、また、カバンの中で硬いものにあたった時や、カートンの上に何かが落ちた時など、缶が何かの拍子にぶつかったり落ちたりすると、受けた衝撃を吸収しきれずに缶が変形することがあります。
変形は、容器の胴部に筋が入る、缶のふたや缶の底が膨らんだようになる、穴や亀裂、プルタブが開きやすいようにあらかじめ入れているスコア(切れ目)にあたった場合は、スコア部分に亀裂が生じることがあるなどさまざまで、缶が受ける衝撃の角度や強さ、外気温や中味の温度など、状況によって異なります。持ち運びの際はくれぐれもご注意ください。
漬物の重しの代わりに缶を使ったら、缶の底がざらざらしています
缶の表面に塩・しょうゆ・酢などの塩分・酸が付着すると、腐食の原因になり、表面がざらざらしたり穴が 開いたりすることがあります。保管場所の床面に塩分や酸が残った状態で缶を置いておいても同様のことがありますのでご注意ください。
容器を開けるときの話
容器を開けるときに注意した方がいいことって何ですか?
<キャップが開かない> ペットボトル、スクリューキャップ
ペットボトルのキャップは、時計回りと逆方向にまわしてください。時計回りにまわしてしまうと、強く締まってしまい、後で正しい方向に回しても開けづらかったり、開かなかったりすることがあります。
また、ワインなどのスクリューキャップも同様に、時計回りと逆方向にまわしてください。時計回りに強くまわしてしまうと、キャップのネジ溝がビンの口部のネジ山を乗り越えてしまい、キャップが空回りして開かなくなることがあります。
<缶のタブが取れる> 缶(アルミ・スチール)
缶のタブは、正しい位置で使用した場合にテコの原理でタブの先端部が下方向に押し込まれ、飲み口の切込みが広がって開封されます。しかし、外部から力が加わるなど、タブの位置がずれてしまうことがあります。そんなときは、元の位置に戻してから開けてください。そのまま無理に開けると、タブが取れてしまうことがあります。
<中味が噴き出す> 炭酸飲料、炭酸飲料以外でもアルミ缶入りの飲みもの
炭酸飲料は中味に振動が加わると、開封時に噴き出しやすくなります。また、中味の温度が高くなるとその傾向はさらに強くなります。開封するときは少し待ってからゆっくり開封してください。
炭酸飲料以外でも、アルミ缶入りの飲み物は鮮度を保つために窒素ガスを充填しているものがあるため、缶を開封前に強く振ると、中味が飛び散ることがあります。また斜めに持ったり、勢いよく開けたりするのも中味が飛び散る原因となりますので、水平に立てた状態でゆっくり開けてください。
ワインのスマートな開け方
スパークリングワインもワインオープナーで開けるのですか?
スパークリングワインやシャンパンをワインオープナーで開けるのは大変危険ですので、絶対に使用しないでください。
オープナーを使用すると、炭酸ガスの圧力によって思いがけず栓が飛び出したり、中味が噴出すことがあります。また、場合によってはびんが割れることがあり、お怪我につながるため大変危険です。
スパークリングワインを開ける際は、まず最初にボトルを十分に冷やしてください。氷水で約30分、冷蔵庫なら約4時間程度が目安です。
ボトルが十分に冷えたら、キャップシ-ルを切り離したあと、ナプキンなどをかぶせてコルク栓の頭をしっかりと押さえながらワイヤーを外します。次に、コルク栓を上からしっかり押さえながらボトルの方をゆっくりと回し、コルク栓を無理に引っ張らないように少しずつゆっくりと上に持ち上げます。コルク栓が上がってきたら、コルク栓を少し傾けるようにしてびんの中の炭酸ガスを十分に逃がしてから、静かにコルク栓を抜いてください。
なお、びん口を人の顔に向けたり、壊れ物の方に向けたりすると危険ですのでしないでください。
安全に開栓して、おいしくお楽しみください。
ワイン栓抜きが無くても開けられるワインはありますか?
はい。お手軽に開栓できる、スクリューキャップ、紙パック、バック・イン・ボックスタイプの商品もございます。それぞれの開け方については、こちらをご覧ください。
関連FAQ
コルク栓のワインをスマートに開けたいです
スマートにワインを開けられれば、ワインの味わいも格別ですよね。難しいと考えられているワインの開栓ですが、「ワインアカデミー」で動画・写真にてご紹介しています。
「ワインアカデミー」では、他にもワインにあう料理のご紹介や、ワインの選び方など、ワインに関する小ネタをご紹介しています。是非ご覧ください。
お酒を飲むときに気をつけたいこと
お酒と上手に付き合うために、気をつけることってありますか?
お酒は20歳以上の大人だけに許されている飲み物。そして、人々の心を潤し、コミュニケーションを円滑にしてくれます。でも飲み方を間違えるとたいへん危険ですので、お酒への理解を深めることも大切です。お酒のもたらすリスクやお酒が果たす役割、スマートな飲み方や体調や体質への配慮など、お酒と上手に付き合うために知っていただきたいことを以下にまとめています。是非ご覧ください。
お酒を飲んだら、車の運転は禁止ですよね
少しくらいなら大丈夫・・・と思っていませんか?飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。飲酒運転は重大事故を招きます。
お酒を飲むと、「認知」「判断」「運転能力」のすべてが低下するため重大事故に直結する危険が高くなります。お酒を飲んだら、自動車も自転車も、絶対に運転をしてはいけません。
成人=お酒が飲める ということではないのですか?
日本の成人年齢は18歳。日本では、20歳未満の飲酒を禁止していますので、すべての成人が飲酒できるわけではありません。20歳未満の場合、アルコール分解能力が未熟なため、脳細胞や、性機能の発達に悪影響を及ぼします。若年者の飲酒は多くの国々で禁止されています。周囲の大人の注意も必要ですね。STOP!20歳未満飲酒。
妊娠・授乳中の飲酒はダメですか?
妊娠中のママは、生まれてくる赤ちゃんのために少量であってもお酒は避けるべきです。摂取したアルコールは、妊娠中は胎盤を通って、授乳中は母乳を通じて赤ちゃんがアルコールを摂取することになるからです。場合によっては、赤ちゃんにさまざまな障害が及ぶ可能性もあります。赤ちゃんの健康のためにお酒はお休みしましょう。
スロードリンクって何ですか?
スロードリンクとは、キリンが提案する、これからの時代のお酒の楽しみ方です。
お酒の時間をゆっくりと楽しみ、だれかと語り合いながら、食事のおいしさによろこび、ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごすことを意味します。
スロードリンクを実践することで、心豊かで幸せな人生につなげられることを伝えたいと考えています。
栄養成分、添加物や賞味期限の表示について
「糖質」と「糖類」はどう違うのですか?
“糖質”と“糖類”。「同じようなものでしょ?」って思われがちですが、実は少し違います。まず、どちらもご飯やパンなどの主な栄養素である炭水化物のグループです。そして、この炭水化物は消化されやすさによって糖質と食物繊維に分かれます。
では糖類は?というと・・・この糖質の一部、なんです。糖質の中で糖類と呼ばれるのは、ぶどう糖や果糖などの単糖類と、砂糖などの二糖類(単糖が2個つながったもの)。つまり、「糖類ゼロ」と表示している飲料は、これらの砂糖やぶどう糖などの糖類が含まれていない※ということです。糖類以外の糖質としては、多糖類や糖アルコールなど。ご飯やパンに含まれるでんぷんも糖質です。
※食品表示基準により、糖類においては0.5g未満/100gまたは100mlの場合ゼロと表示できます。
ちなみに、“糖分”という言葉もよく見たり聞いたりしますが、定義は特になく、その時々で“糖類”をさしたり、“糖質”と同じ意味で使われたりなど、幅広い使われ方がされているようです。
原材料名に「食塩」は書いていないのに、栄養成分表示欄に「食塩相当量」って書いてあるのはなぜですか?
2015年に食品表示規準が施行され、栄養成分の量及び熱量(エネルギー)の記載が義務化となり、その中の項目の一つとして「ナトリウム」は「食塩相当量」に換算して表示することになりました。
原材料に食塩を使用していなくても製品に「ナトリウム」が含まれていれば、食塩相当量に換算した量が表示されています。(例えば牛乳や果汁など)。
食品添加物って何ですか?どのように表示されているのですか?
食品添加物は、食品の保存性を向上させたり、栄養成分を保持したり、味や香りをととのえるために食品に添加されているものです。例えば、保存料、甘味料、着色料、香料などがあります。
日本国内で製造、販売等される食品添加物は、安全性とその有効性を科学的に評価し、厚生労働大臣が認めたものだけが使用できるように決められています。
容器や包装に入れた清涼飲料などの一般加工食品には、原則として使用している食品添加物の表示が必要です。
食品添加物は、原材料とは区分して表示します。
例えば図のように、原材料として使用している果実、砂糖類、食塩と、食品添加物として使用している酸味料、香料が、「/」(スラッシュ)によって区分されています。
*区分の表し方として「/」は一例です。他にも、原材料と添加物を改行して表示、原材料と添加物を別欄に表示などの方法があります。
また、原材料や添加物は、それぞれの中で使用した重量の高い順に表示されています。(酒類など、ルールが異なるものもあります。)商品選択のための情報としてお役立てください。
賞味期限って、消費期限と何が違うのですか?
「賞味期限」は、「未開封の商品を定められた方法で保存した場合に、おいしくお召しあがりになれる期限」を示したもので、比較的傷みにくい食品(加工食品)に表示するものです。「賞味期限」は、過ぎたからといってすぐに召しあがれなくなる、ということはありませんが、期限が過ぎると、徐々に風味が落ちていくことがあります。おいしくお召しあがりいただくために期限内のご飲用をお勧めします。
一方、「消費期限」は、「未開封の状態で、かつ容器に表示されている方法で保存したとき、安全にお召しあがりになれる期限」のことで、急速に劣化する食品(食肉・総菜・生菓子など)に表示するものです。「消費期限」を過ぎた食品は食品衛生上の点からも召しあがらないようにしてください。
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